帳空

帳空(Tobarikara) ★Hウォーグル

「おれのこと怖いって? うん、それでいーんだよ、おれの黒い翼はその為にあると思ってるからね」
「せせこましく動くのはいいけど、もう少しのんびり立ち止まってよく考えた方がいいと思うなぁ……だからほら、こうしてニンゲンもすぐに異分子(君)を排するよね、愚かしいってこの事。 ……それで、君たちはこれからどうするの?後ろ盾がないって結構大変だよ?」
「へえ……おれね、自分の決めたこと全うしようとする人、好きだよ。だから最後まで付き合って、君たちを見届けようかな。おれ、決めたら曲げないから、悪いけど勝手に着いてくからよろしく」

おっとり
年齢 / 19歳
身長 / 175(翼含まず)、種族的には小さい)
一人称 / おれ
他称 / お前

純白の凍土で生まれ育った神殿の防人であり、狩人。物音に敏感な個性を持つ。
のんびりとした気質であるが、やけに大人びて掴めない雰囲気を持ち、エイチ湖を訪れた菱柊一行の前に「見ない顔だけど、ここに何しに来たのかなぁ?」と殺気を隠さず現れた物騒な男。
一行の目的を一旦聞き入れ、監視も含めて同行。氷王(キングHクレベース)との過程を経て「ふーん、なるほど。シンオウさまの思し召しなら話は変わってくるね」と勝手についてきた。
※つまり翡翠パは大体勝手に着いてきている強引マイウェイ達。

トバリカラという名前は、鋭敏な聴覚で突然目の前に現れ不届き者を狩る姿から「まるで突然、空に黒の帳が降りるようだ」として付けられていた通り名のようなもの。
呼ばれ慣れているのか呼称に無頓着なのか「今後もそれでいいよ」とし、「なんならカラとかでもいいし」と気さくに言ってのける程。
そこにいるだけなら対して怖くないどころか、単なるのんびり屋の青年なのだが、端々におそろしさを感じさせるタイプ。
口癖は非常に含みのある「ふーん」と「へえ」。

彼等の種族は雪に紛れ、その雄叫びで周囲を威圧することに特化しているが、真っ黒な翼を持つ彼はそこに存在するだけで抑止となる。
元々は単なるのんびり屋だったのだが、自身の羽毛の色に意味を見出そうとした結果、「目立つ色」を逆手に取り(少々強引に)神殿の防人に名乗りを上げた。
近くに居を構えたニンゲン達(シンジュ団)の事は警戒しているものの、嫌ってはいないようで、ヒトガタを取るのも無闇矢鱈に襲う必要が無いようにとのこと。「会話で解決できるならその方がいいよねぇ」