異色の王

異色の王(Kotojiki No Oh) ★ザマゼンタ

「私に名前はない。名乗るなら……そうだな。アーサー(Arthur)と呼ぶがいい」
「旅の道程に口を出すつもりはない。どうあれ、お前は必ず巻き込まれるのだから」
「私達のような〝世界から認識されない〟存在がいつからか現れ始めた。私はそれを≪歪(ゆがみ)≫と呼んでいる。ロゼヴァルド。お前には、彼らが正常な者達を害さないよう抑え、そしてこの歪んだ物語を終わらせてほしい。お前ならそれができると……いや、〝お前でなければならない〟のだ」

いじっぱり
年齢 / ???歳
身長 / 195㎝
一人称 / 私
他称 / お前

かの盾の王に似た姿を持つ赤髪の男。ある日突然ロゼヴァルドの元に現れ「私の依頼を受けてくれないか」と持ち掛けた張本人。
それこそがロゼヴァルドという青年がジムチャレンジの旅を始める切っ掛けであり『物語を終わらせてほしい』という不思議な依頼を持ち掛ける。
いくつか簡単な説明をしたのみで、道程はロゼヴァルドに一任しており、何を考えているかが一切掴めない。
異色の王と自らを定義するが、呼びにくいと文句を言われ渋々【アーサー】と名乗ったが、勿論本名ではない。

自らを≪歪≫と呼び、その存在はロゼヴァルド以外一切が認知する事ができず、それは同じ≪歪≫の者でさえ彼が承諾しない限り同様となる。
性格は冷酷で目的以外には無頓着。似た姿のスヴェルとは似ても似つかず、必要なとき以外は喋りもしない。
まやかしについては自ら姿を現しており、協力を持ち掛けたあとはたまに彼女の喋り相手となっているがその程度。

真意と目的

※すごくメタい
その正体は【本来正しき物語には存在していないが、何らかの外的要因で発生した要素】。メタい言い方をすればサブロムでシナリオクリア前に受け取った正規の配布データ・及びエキスパンションパス。アーサーとは親名。
くじラル地方における本来のザマゼンタ・スヴェルがまだ眠っている段階のセーブデータに介入してしまった事で(ゲームシステム的には正常な挙動でも)くじラル地方の物語を壊してしまった。早い話が≪歪≫の元凶である。
彼の他、色違いのムゲンダイナが彼の傍には控えており『物語を終わらせろ』とはつまり『(ゲーム)シナリオとして組み込まれたザマゼンタとザシアンが存在する段階まで進めろ(クリアしろ)』ということ。
くじラルにおいては、そのデータとシナリオ進行度が噛み合うことで、ようやく彼らの存在は承認される(始まりの町でLv100が無双するのは物語の悪影響、といった感じ)
ロゼヴァルドでなければならないというのは、彼が本データにおけるパートナーポケモンだからである。
異色の王を通じてロゼヴァルドだけは彼らを認識・そして物語へと彼らを繋ぐパイプの役割になることができ、彼の手を経由することで≪歪≫達は物語に悪影響を与えることなく物語に触れることができる。 ※例:まやかしが初めて食事をすることができた など
旅の終わりを迎えれば、自身を含めた者達は一旦消滅・正しいタイミングで現れる存在として生まれ直すことは勿論知っており、それを救うと言い換えた(事実、認知されない状態や物語として噛み合わない状態が解消されるため)
まやかしが消滅の瞬間に己へとぶつけた憎悪を受け入れており、生まれ直したあともその傷は遺っている。